◆きれいごと◆ [ブログ]

私は父を大事にしてこなかったから。
若い頃はなんでも反対する父を疎ましく思ってたから。
ここ数年は母をあちこち連れ出して、テレビの前で寝てばかりいる父に留守番させて当たり前みたいに思っていたから。
ほんとはさびしかったかもしれない。
父の好きなあんぱんと揚げたイカのお菓子だけ置いて、
父に留守番ばかりさせて。
日がな一日テレビをつけて。
あんぱんを食べて。
さびしかったかもしれない。
私は父のことを大事に思ってこなかった。
だから、
神さま、おじいちゃんおばあちゃん、
父のことを大事に思う時間を私に与えてくださってありがとう。
遅かったけど、
もう父をどこかに連れて行ってあげたり、
一緒においしいものを食べに行ったりできないけど、
なんにもできないけど、
だけど、手くらいは握ることができる。
足くらいはマッサージできる。
遅かったけど、
遅すぎなかった。
だから、私は毎日父の手を握る。
足をマッサージする。
わかっているかな。
わからなくてもいいよ。
これは私のエゴだよ。

そうして私は、そんなことをちょっと思ったことを
ほんの一瞬思ったことを、
抜け目なくこうやって記録する。

そして今日も寝る

2011-09-18 | Permalink | コメント(0) | Trackback(0) |

◆穏やかな日々◆ [ブログ]

父はベッドの背を立ててすわり、うとうとしたりテレビを見たりしている。
少しファンタジーがかっているけど、たいてい機嫌はよく穏やかでいる。
母と私はおせち料理を父が寝ている部屋まで運び、
床にお重をピクニックみたいに広げる。
父のお皿に黒豆や棒だらや栗きんとんを少しずつとり、
父の名前を書いた箸袋のお箸で
小さくして食べさせる。
父は目をつぶってゆっくりそれを噛む。
ゆっくりとのどに送る。
「おいしい?」と催促して聞くと「うまいな」と答える。
そのゆっくりした合間に、母と私は交互に自分たちの食事をする。

先生の往診や訪問看護やリハビリの人に来てもらって、
入浴サービスの人に元気に「○○さん」「○○さん」と声をかけてもらって、気持のよい介護を受けながら、
父はそういう人たちを時折笑わせる。

私は近所のドラッグストアのセールのちらしを見てはせっせと紙おむつを買いに行く。

そんな日々が戻ってきますように。
書けば言霊が日々を引き寄せてくれることを祈って
書いてみた。
父は今日、90歳の誕生日を転院2日目の病院で迎える。
父が苦痛も不安も恐れもなく、安心して穏やかに少しでも幸せに近い気持で日々を過ごせますように。

そして今日も寝る

2011-09-10 | Permalink | コメント(0) | Trackback(0) |

◆キリエ◆ [ブログ]

物干しに出ると、
空が青くお日さまが暖かかった。
すずめのさえずりが聞こえる。
父のパジャマのしわを伸ばし洗濯ばさみでとめていると、
眼下に犬と散歩をしている人の姿が見える。
子供たちが笑い声をあげて自転車で走っていく。
当たり前の土曜日。
父は夕べも夜中に三度も起こしてくれた。
夜間に排尿に失敗して2回もパジャマを着替えてもらった。
そんな当たり前の朝。

テレビで一晩中、震災の放送をしていたことをのぞけば。

こんなに空は青く
お日さまは輝いて

消えた町がある。
消えた人がいる。
今もがれきに埋まっている人がいる。
今も流されている人がいる。

私たちはなんて無防備だ。
私たちはなんてお人よしだ。
私たちはなにも知らない。なにも知らされていない。
私たちはどうして幸せそうな顔などしていられるのだ。

どれほど神に祈ってきたろう。
どれほどの人が、どれほどの昔から、どれほどの想いをこめて
祈ってきたろう。

圧倒的な孤独。
無限の宇宙の中、私たちは、どれほど孤独だろう。
どれほどよるべない、放り出された、何の約束ももたない存在だろう。

Kyrie, Kyrie,
繰り返し天に向かって唱えてきたその意味はこれか。
Kyrie eleison
あわれみください。
私たちはあなたの子羊。
どうかあわれみください。

それほどまでに卑屈になって、ひざをついて、両の手を天に差し出して、
人間は祈ってきた。
ずっと祈ってきた。

その意味はこれか。

知っていた、自分たちの孤独を。
どうしようもない孤独を。
どこにもつながっていない孤独を。
知っていて、祈ってきた。どうか、どうか。
見えない相手に、答えない相手に、
手を伸べ、ただ、ただ。

人間は悪くない。
どんな人間も悪くない。
あまりに孤独で、道を踏み外すことがあっても。
運命に震えながら、疲れた体を横たえ、
明日が来ることを疑いもしない。

まさかこんな日があるとは、
家族を愛し、真面目に働き、小さなことに感謝し、
自分の人生はいい方だと思っていた矢先。

青い空はどこにもつながっていない。
私たちは地面に立ち、その上に広がるばかり。
私たちはみんな孤独。
私たちはみんなふきっさらしの宇宙にさらされている。

それでも祈るか。
それでも祈るか。
私たちは祈る。

そして今日も寝る

2011-03-12 | Permalink | コメント(0) | Trackback(0) |

◆通勤の道◆ [ブログ]

地下鉄の駅を降り、地上を目指す。
「く」の字に乗り継ぐ二基のエスカレーター。
徐々に、徐々に上がっていく私を、空が全開で待っている。
道路を隔てて真向かいにそびえるビルが、
きらきらと空をうつしこんで待っている。
地上の、冷たいはりつめた空気を一度吸い込み、
左へ曲がって高速道路の高架下の道を行く。

自転車置き場が途切れると、イチョウの並木道が始まる。
道沿いに、フィリアブランが激しい寝ぐせのように葉っぱをのたうちまわらせ、
アベリアがつつましく白い花を咲かせている。
手を伸ばしてユキヤナギの枝をさわって歩く。
青山椒みたいな小さな丸い葉っぱをぷちぷちとたくさんつけた枝が
歩くたびに手のひらに次々にやわらかく当たってはね返る。
スズメが舗道で何かついばんでいる。
邪魔しないようにおどかさないように少し回りこんで歩く。
時折、葉をすっかり落としたイチョウの木々を見上げる。
確実に、次の春に向かって芽を出す準備をしているのだ。
黙って。オートマチックに。当たり前に。
そして並木道が終わる。

たまに、道路に簡単な囲いがしてあって、
足元に太いロープがうねっていたりする。
ロープの先をたどって見上げると、
ビルのはるか上の方で窓掃除をしている人がいる。
その作業を見るのが好きで、口を開けたまま、首が痛くなるまで見上げている。

後ろから同じフロアの3年目のMぴが、買ったばかりのコンビニの袋を手に、追いついてくる。
あんなに上ばかり見て歩いてる人はいませんよ、とか、
あんなに朝からふらふら歩いている人はいませんよ、とか、
3回呼びましたよ、とか
そんなことをいつも言われる。
けらけらと笑いながら、会社の裏門を入っていく。

私の通勤の道である。

そして今日も寝る

2011-02-27 | Permalink | コメント(0) | Trackback(0) |

◆雪の日の犬◆ [ブログ]

大阪市内あたりでは雪がめずらしく、
降っても積もることなど何年かに1度のこと。
豪雪地方の苦労も知らず、
雪を見るとテンションが上がる。
会社で誰かが外を見て「雪!」と叫ぶと、
え、雪? ほんと?と数人が窓に走りよってしばらく口を開けて外を眺めている。
そして他の人にも次々に、雪がふってますよ! と目を輝かせて情報を伝えていく。
で、ちょっと仕事が手につかなくなったりする。

今朝、起きて雨戸を開けると、物干しが、
向かいの家の屋根が、その向こうに見える空き地が、
一面の雪。

起きぬけの目が見開く。

静かに、知らない間にふかふかと積もっている。
見下ろすと、うちの小さい庭の、枝ばかりのもみじや
さざんかや椿など肉厚の葉っぱ一枚一枚に、
まんべんなく白い雪がのっかっている。

一日に何度もガラス戸を開けて、音もなく舞い落ちる雪を眺める。

せっかく積もった白いきれいな雪が惜しくて、
用事の合間に、物干しで雪犬を作る。

     


うまくできたので、携帯で写真を撮って友人たちに送る。
と、友人たちからも自作の雪だるまの画像が返ってくる。

大きいのはとむさん一家作、眼鏡のはナオの旦那作

   


雪の日はテンションが上がる。    

そして今日も寝る

2011-02-12 | Permalink | コメント(0) | Trackback(0) |

◆肥後橋からなにわ橋界隈◆ [ブログ]

土曜日の「三国志」クラスがいつもより10分ほど早く終わったので、
天気もいいし、タカギのパンはお休みにして、
中之島の遊歩道を川沿いに歩くことにする。



喧騒もおしつけがましいBGMもなく、
お昼休みの工事現場の人や、お散歩にきたお年寄りや家族連れが
川沿いの思い思いの場所でお弁当をひろげたり、缶コーヒーを飲んだり、寝そべったり。

父も母も足が丈夫なら連れてきてあげたいものだ。
私が先にタカギでたくさんパンを買ってきて、
コンビニでミルクコーヒーやミルクティーを買ってきて、
待ち合わせして、のんびり川面を眺めてお弁当を食べたら、
気分が変わって楽しかろう、
と、多分できないだろうことを夢想する。

河の向こう岸は「北浜」と呼ばれる、銀行や証券会社が立ち並ぶビジネス街。
私も普段あのあたりを車でかりかりと動き回っていたりするのだ。
今日はこちらの岸から、Tシャツにジーンズ姿で眺めている。
都会に河の流れがあるだけで、こんなに風景がちがう。
空気がちがう。



肥後橋から遊歩道を東へ歩いてきて行き止まりの広場で、
オーガニック野菜や、手作りのたわしやほうき、有機野菜のジュースなどの露店が出ていた。
思わず奈良産の柿を買いそうになるが、
帰りに買い物を頼まれていることを思い出し、
持って歩く労苦を思って我慢。


  

中央公会堂。
目先の利益を追う大阪に奇跡的に残されている古い建物。
地下には、レトロな雰囲気のいい広い食堂があって、以前東京のサッカー友を連れてきたら
大好評だった。

京阪のなにわ橋の駅あたりまで歩き、遊歩道をUターンして、
淀屋橋から地下鉄に乗った。

ちょっとリフレッシュされた土曜日の午後であった。

その後のクライマックスシリーズ 1stステージ 第一戦を見るまではな。

そして今日も寝る

2010-10-17 | Permalink | コメント(0) | Trackback(0) |

◆BM「口蹄疫」編◆ [ブログ]

さて、BM(ブラックメール)のご披露第一弾である。

登場人物:
 牛くん。別名、「口蹄疫」、「家畜」、「畜」など。
 私の上司である。人事¥総務系の課の統括であり、管¥理部の統括でもある。人面牛である。
状 況:
 2010年6月。日本がW杯で盛り上がっていた頃。
とむさんと私、課員二人しかいないうちの課だが、出張者用や作業用の為、机は四つ、「田」の字型に並んでいる。
相方のとむさんが5月から育児休暇に入り、その四つの机の島に、私一人しかいない状況になったばかりの頃である。
ある日、牛くんのさらに上司のぬらりひょん(東京常駐)が、
他のフロアにあった自分の管轄の部門(部員は一人)に新たに部員が一人増えるにあたり、うちのフロアにスペースを作って彼らの机を移動させよと、牛に命じた。
フロアのレイアウト変更がめんどくさい牛くんは、ちょうど二人分の席が空いているうちの島に、全く組織も仕事も関連のない彼らを座らせる、という案を強引に決めてしまったのであった。
私のすぐ背中は、会社の何かと秘密事を扱う人事の島である。
うちの島でもとむさんは人事の仕事をしている。
同じ島で机を並べることになっても、全く別組織の人たちとプリンターもキャビネも共有にはできないし、席で仕事の話もうっかりできない。
そういうことに気づかなければいけないのは、牛くん、君じゃないのか、と思いながら、
「それでいいだろ!」と考えることはなるべく最小限にとどめたい牛くんの鼻息に吹き飛ばされる。

うちのL字型になったフロアの、曲がった向こう半分についこの前までいたリーガル部門が、
牛の上司ぬらりひょん(東京常駐)の都合で、別館に引越しを強いられ、
以来、実はまるまるそのスペースが空いている。
普段、我々はそこに傘を拡げて干したりしている。
が、うちの部署だけが専用の「傘置き場」をいつまでも持っていていいわけがあろうか。
そこに新しい島をつくればいいではないか。
さんざん言ってるのだが、「目が届かない」という理由で却下。
届かないったって、君の部下ではないのだぞ。別の組織なのだぞ。

新しく来る人は男性2名である。執行¥役員クラスと、専門職。
執行¥役員クラスが、「田」の字型の島で事務職社員と向かい合わせに机を並べる。
考えてみれば気の毒な境遇だが、人のことを言ってる場合ではない。
誰が面倒見るのだ。
どこから見ても、誰が面倒見ることになるのか明らかではないか。
現に、他の課の人がわざわざ「お世話係させられるんですか?」と同情して聞いてきてくれてるではないか。
それを牛は、関係ないのだから、面倒見なくていいと言う。

ばかじゃないの。
だまされないぞ。
結婚前は、親と同居はしなくていい、なんて調子いいことを言うのだ。
そんなこと言ってたって、
隣に住んでたら、実際、親が弱ってきたら、
そりゃ面倒見ることになるべさ。
その時になってヒステリックに、誰が「だって面倒見なくていいって約束だったじゃないの!」
なんて言えるべさ。え。
お隣に住んでるのに、あのお嫁さん、全然知らん顔なんですってよ、
なんて近所中から陰口きかれまくるべさ。

満足げにそれで全部うまくいくと思ってる、脳のしわが人間より少ない牛は、
毎日のように、それまで島の四つの机を我が物顔で使っていた私に、
机の上や引き出しに入っている物を早く片付けろ片付けろとうるさい。
元来「片付けろ」という言葉に殺意を覚える私に、あまつさえ牛は「手伝うよ」「いつ片付ける?」などと矢継ぎ早におためごかしにぬかし、私の牛への憎しみはつのりにつのっていったのだった。

以下は、
その頃、とむさんに送られた私からのブラックメールを
一部、標準語訳、省略、脚色、伏字等の編集をしたものである。

。。。。。。。。。。。。。

タイトル「口蹄疫」

口蹄疫がうるさいです。家畜がうるさいです。
いつ片付ける、明日片付けようか、とうるさいです。
さすが家畜。人間のお役に立てるならと手伝うつもりらしいです。
そんなひづめでさわるな。さわらせるか。私物がいっぱいあるんじゃ。
簡単にあっちからこっちへやられても困ります、と言ってやりました。
逆に、机の間に、財¥務経理課が使ってるような低い仕切り板がほしいと言ってみたんですが、
いらないじゃない! と全然考えもしないで即、却下です。
でかい目でちょっと眉間にたてしわよせて、いかにも上牛づらして。
SさんやAさん(注:牛が力関係で押されている人事の女子たち。同じことを言っても、彼女らの言うことだと通ることが多い)だったら反応が全然ちがうと思います。
自費で買うわ、ぼけ。amazonで買うわ。
仕切りがあれば、こっちの汚いのが見えないし、とちょっと卑屈めにプッシュしてみたのですが、
でも片付けてよ、このへん、と具体的に前足でぐるっと円を描いて示しよりました。
家畜にそんなことをえらそうに言われるだけで人間として怒りがこみあげてきます。
誰に言っとんじゃ。お前。
どうかお願いします、と土下座しろ。靴なめろ。泣いて懇願しろ。娘を差し出せ。家売れ。あ、持ち家ちゃうんか。ごめんごめん。
これが人事さんだったらどんだけ気ぃつかって、どんだけ機嫌を損なわないよう下手に出てくるのか、交換条件にどんだけ無理難題を聞きやがるのかと思うと、悔しいです。
うちがむこうの部屋(注:傘を干してる空いてるスペース)に行きますからあとはどうぞご自由に、と言ってやりたいです。

・・・・・・・・・・・・
タイトルは「口蹄疫2」

どうも私は分不相応にプライドが高いようだ。
部統括ごときにえらそうに言われるのが我慢ならんようだ。前世が覇王やからしょうない。
口蹄疫は私に居丈高にした後、外出して大雨にふられて帰ってきよった。
わしじゃ。わしが降らせたんじゃ。わしの祟りじゃ。
「えらい雨だよぉ」と、私に相手してもらおうと半笑いで帰ってきたけど、
それが何か?って顔してすぐ席はずしたった。

わしの怒りにふれて雨だけですんだだけでもありがたいと思え。次は竜巻じゃ。
もうW杯の話もしたれへん。全部「へー」でスルーしたるからな。わしがおらんとW杯の話もできひんのじゃ。覚えとけ。
今日は4時過ぎからパソコンの前でずっと寝たった。人件費無駄遣いじゃ。ざまみろ。

。。。。。。。。。。。。。。。。

タイトルは「勝ち点」
 
うえっへっへっへ。
畜(注:牛くん)がNさん(注:今度うちの島に来る専門職の人)を連れてきてこちらの現場を見せてたので、
Nさんに「机の間の仕切りほしいですよね。ほら、プリンターのすぐ横だと熱いですよ、ここにもいりますね」と無理やり「うん」と言わせました。うえっへっへっへ。
今日もまた朝から畜が「片付けるの手伝わなくていい?」と、眉間にたてじわで言うので、
「結構です」
とぴしゃりと言い放ってやりました。

今度言いよったら「結構です」って冷たく拒絶してやるとチャンスを待ってたのでスッと言えたのですが、
後から、そんな言い方はないやろと激しく自己嫌悪です。
はぁぁあ。あかん。人間が小さい。(今更)
畜は使役に使ってほしいだけだったのかも。
多分、私に言ってはならない「片付け」というキーワードが繰り返され、
臨界点に達してしまっていたのです。はぁあ。
しばらく落ち込んで、頭を冷やすべく社内をさまよった末に席に戻って、
それでも引き続きへこんでたら、
畜が電話で「4時からあいてる?」と散髪の予約をしてるのが聞こえ、
あほらしくなりました。

。。。。。。。。。。。。。。。


BM第一弾は以上です。
ブラックメールと言っても、かわいいものである。(と思う)

思えば、ちょうど、
曜日感覚がなくなり途方に暮れる症候群に陥りはじめていた頃のこと。
他部署の人がうちの島に来るという、今となってはそんな過敏になることもないことに、
この頃は、考えるだけで怒りがこみあげ悲しくなり、やたら悲観的になってしまっていた。

こういうことを逐一育児休業中の、でも唯一、自分と立場を同じくするとむさんに報告することで、バランスを取っていたのだろう。
誰かに聞いてもらいたいことを、聞いてもらう、というのは大事なことなのだ。

ブラックメールは何らかの形で残しておきたいので、
備忘の意味でも、また書きます。

そして今日も寝る

2010-10-11 | Permalink | コメント(0) | Trackback(0) |

◆廃棄ビデオ備忘用◆ [ブログ]

本日廃棄のビデオテープ

禁じられた遊び、灰とダイアモンド、
キッド
空の大怪獣ラドン、地球防衛軍、
駅馬車、
雨月物語、
サムライ(市販のビデオをなぜか2本も持っていたのでさすがにテレビからの録画はもういいか)、
ホットロック(先日、BS放映のNC版を晴れて録画できた)、
第三の男、
ブレードランナー

そして今日も寝る

2010-10-03 | Permalink | コメント(0) | Trackback(0) |

◆しあわせな土曜日〜正史三国志とタカギのパン〜◆ [ブログ]

月2回、土曜日、「正史三国志」を読むクラスに通っている。
三国時代の今に残る文献を、できたら原文でわかるようになりたいと、
「初歩からの漢文」とか「漢詩を読む」とかいう講座がないか、
カルチャーセンターをあたっていたところ、
原文で「正史三国志」を読むクラスがあったのである。

陳寿の書いた原文、裴松之の注を、
返り点など付けてもらったプリントに沿って読んでいく。
講師の先生が解説してくださる。
当時の中国の地図も、地域ごとにコピーして配られている。
文章中に出てくる地名を、その地図で確認しながら進んでいく。
夢のようなひとときである。

杖や歩行器を伴った年配の女性や、定年退職されたような男性が、
みんな静かに受講されている。
私が知らなかっただけで、このクラス、もう十年も前から続いているそうだ。
私が受講し始めたのは「蜀書」の途中から。
陳寿の「三国志」の順に従い、「魏書」の講義は一番最初に終わってしまっているという。
終わってるのか、と少し残念だが、
それでも、どんだけ贅沢か。
原文なんて、私一人ではどれだけ本をさかさまにしようが永遠に読めないものを、
少しずつ読み進みながら、研究者である先生の解説まで聞けるのである。
なんという幸運か。

思えば、読み物の「三国志」(吉川英治版)に浮かれ初めの時、
曹操、孫権、孔明らの、戦いの軌跡を矢印で示した地図を見て、
孔明の、北へ南へ伸びる大きな矢印の数に、
そうやって先主劉備から託された領土をがんばって拡げていったのかと勝手に思っていたが、
そうではないこともわかってくる。

蜀の敵は、最初から最後まで、魏ひとつだった。
魏の南下に備え、
国力をたくましくするため、
兵隊を増やすため、
孔明は、北へ南へ、攻め入っては人的資源を自国にぶんどってきたのだ。

漢字の意味なども、
「新」一文字で「〜したばかり」という意味があったり、
「陳」が、「陣」だったり、そういうことの一つ一つがおもしろい。

クラスはお昼の12時に終わる。
学校のある建物を出ると、肥後橋。
私の好きなエリア、中之島界隈である。

ぶらぶらと堂島川沿いの遊歩道を、植えられた木の名札を見ながら、季節ごとの草花を楽しみながら、淀屋橋まで歩き、
さらに知らない道を選びながら本町まで歩いていく途中、
思いがけずビルの裏手の神社で、今まさに執り行われている結婚式にであったり。
肥後橋から四ツ橋沿いに下って、うつぼ公園で一休みして、犬のお散歩や子供の追っかけっこを見守ったり。

午前のクラスを含め、この月2回ののんびりした時間が
今の私の幸福の時間になっている。

最近は、家人がお昼を待っていて帰宅時間を気にするので
あまり気ままな寄り道もできないのだが、
最近の定番は、ブランジュリー タカギでパンの大人買いをすること。

ビルの谷間にこっそり構えた赤い屋根の小さな店は、いつもパンとお客さんでいっぱいである。
珍しい外国のチーズやジャム、生ハムに果物、オイルサーディンなどの缶詰、
それから、
スライスしたリンゴをたくさん重ねた、しなっと軟らかいリンゴのガレット、
角切りトマトとベーコンをふんだんに乗せたトマトのブルスケッタ、
クリーミーな卵をこんもり盛ったロックフォールのオムレツパン、
ブルーベリーやラズベリーがつやつや光っているベリーベリーデニッシュ、
梨をきれいに並べてぎゅうぎゅうのせたデニッシュ、
ぶどうの断面が上を向いて並んだデニッシュ、
ほんのり甘くてボリュームのある、焼きたてがほくほくのもちもちパン、
パリッパリの明太子フランス、
生地にオリーブをまぜて焼いたパン、
レーズンやいちじくの入った黒いパン、
素朴な形のクリームパン、何種類かのチーズのパン、バケット、クロワッサン、
そして映画に出てきそうな、ハムやチーズやチキンやレタスが顔をのぞかせるカスクートの数々。

店内に所狭しと並べられているパンのパノラマビュー。
あまやかなにおい。
これだけの種類。これだけの数。
見ているだけで人を幸せにする、このサービス精神。
ありがとう。
私が王様でもきっとこの店に通うよ。

どれもこれもどれもこれもどれもこれもトングでつかんで
籠にのせていきたいのだが、、
前回見送ったあれもこれもあれもこれもあれもこれも
今回こそ買っていきたいのだが、
いかんせん、所詮人間の胃袋。そんなに食べられないのである。
と、言いながらもたいてい、2000円前後は買い込む。
2回ほど食べ過ぎて胃をこわしている。

はあ。
ブランジェリータカギがあってよかった。
三国志のクラスに通うことにしてよかった。

ちょっと滅入ってきたな、とか、
いいことのない昨今だったな、と思ったら、
土曜日にタカギでパンを買おうと決めて日々を過ごす。

なんか楽しいことを書こうと思って
こんなことを書いてみました。

そして今日も寝る

2010-10-02 | Permalink | コメント(0) | Trackback(0) |

◆ぶろっこり◆ [ブログ]

久しぶりぶり、と言えば「ぶろっこり」とつながる。
関西の人間の証である。

久々に書く。
書くこともないのに書く。
アップしないまま、裏では少しずつ書いていたのだが、
どうにも根気がなくて、完成させないまま放置してしまっていた。

いくつか理由があって、
一つには、
どうにもこうにも眠い。
10時くらいまで階下で家人の用事やなんやかやとしていて、
それから、さあ自分の時間だと部屋にひきあげる。
そしてパソコンを開くや、画面に向かいながら眠っている。
録り貯めたビデオを見ようと、テレビのリモコンを握り締めたまま、
もらったメールの返信をうちかけて携帯電話を握り締めたまま、
電気もテレビもつけたまま、ことんと眠っている。

それで夜中の2時、3時にはっと目が覚めて、
いかんいかんと寝る服に着替えて、電気を消して、
ちゃんと寝ようとすると、
今度は5時頃まで眠れない。
それで、NHKのナレーションも何もない、SLがただ走るだけの映像や、
日本各地の夜景(これは拾い物だった)などという映像を
じーっと見ている。
そして会社で眠くて家に帰っても眠くて、
阪神タイガースの試合はそれでなくても眠くて、
あれもしようこれもしようと思いながら、
あれもこれもしないまま、
前後不覚に眠ってしまう。
こんな私に何ができよう。

第二の理由は、
職場で、相方のとむさんが5月の連休明けからまた1年間の育児休暇に入ってしまった。
フロア内の、仕事を同じくする単位であるユニット、
つまり「島」に一人になった私は、
仕事を共有する相手がいない。
職場で起こる出来事を共有する相手がいない。
そこで、本日の出来事、むかつく出来事、おもしろかった出来事など
なんやかやと逐一ことこまかに
とむさんにメールで報告するのである。

携帯に即、メールを送ることもあれば、
少しずつ書き溜め、会社からの書類を送る時にプリントアウトして同封することもある。

乙女おやじや牛男への憤怒は、過激な言葉で書きつづられ、
時に、小学校1年生並の、うんちやハエの絵など添えられ、
「ブラックメール」と称して送られる。

今日はこんななつかしい人が来ました、
会社の近所に新しいケーキ屋さんをみつけました、
などなど、それ以外の無難な話題は「ホワイトメール」と称する。

そうやってとむさんに、心の動きをその都度書いて送ってしまうので、
改めてそれを他に書き残そうと思わなくなっている、
というのが、
ブログにごぶさたしているほとんどの理由である。

そして、理由その三。
またもや、闇の入り口が忍びよっていたのである。
6月末あたりから。

あの「フラット感」。もしくは「永遠感」。
曜日感覚が消え、仕事の目鼻立ちも消え、
全てが果てしなく単調になる。
何もない砂漠や平原に、ぽつんと、立っているだけ。
仕事はもちろん、遊びや食事会に誘われても、自分の身を動かすことが非現実的なほど面倒なことにしか思えない。
面倒だ。電話するのも面倒だ。
郵便物を開けるのも面倒だ。
机に仕分けされぬ郵便物がたまっていく。
会社帰りにご飯に行くのも、
休みの日に遊びに行くのも面倒だ。
休みさせ、ただ、面倒だ。
そのまま、八分音符を、とんとんとんとん、続けていくだけ。

7月半ばになって、曜日感覚がなくなっていることに自分で気づいた。
2008年3月頃にも味わったあれだな、と気づいた。
その時に自分に処方した通り、
機械的に、TO DO LISTに、やるべきことを細かに書き入れ、
それを一つずつ消していくという作業に専念する。
つまりこれは、永遠に続く平原にしか見えない荒野に、
起伏があること、川や丘があることを
地図のようにして示す行為のようなもの。
自分がその中のどこにいるかを示すようなもの。
なのかな。

実を言えば、9月の今現在も、
曜日感覚の無さはあまり改善されていない。
休みの日をカウントダウンしたり、楽しみに思ったり、待ち遠しく思ったり、
なんにせよプラスのものにとらえられず、
休みなんてなくていいのにとなんとなく思っている気持は、
払拭しきれていない。
いかんなあ。

何がしたいのかわからない。
わからないからリラックスできない。
したくないことだらけである。
時間割が必要なのかもしれない。

そんなこんなで、
腰痛ばかりがひどい。

そのうち、とむさんに送ったブラックメールの中から
珠玉のブラックをアップしてみようかと思う。

そして今日も寝る

2010-09-23 | Permalink | コメント(0) | Trackback(0) |



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